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重度の開咬の方の非抜歯での矯正症例

矯正用インプラントを利用しないとまず治療できないケースをご紹介します。
歯牙を歯茎の中へ沈める方向への動きを、歯科用語で圧下(intrusion)といいます。前歯の圧下については、従来から使用されている装置である程度可能ですが、臼歯部、特に
大臼歯においては、顎内の装置では不可能でした。矯正用インプラントにより大臼歯の圧下ができるようになり、外科や抜歯を回避できるケースが非常に増えました。

治療前

石井歯科 矯正歯科ケース3治療前
石井歯科 矯正歯科ケース3治療前
石井歯科 矯正歯科ケース3治療前
石井歯科 矯正歯科ケース3治療前
石井歯科 矯正歯科ケース3治療前
石井歯科 矯正歯科ケース3治療前
上図の治療前の状態をご覧になったほとんどの歯科医は、上下4本抜歯のケースと考えるはずです。小臼歯の4本抜歯をしても、それほど簡単なケースではありません。
では、患者さんが、非抜歯での治療を強く希望されたらどうでしょうか?ほとんどの歯科医は、無謀だ!無理だ!という返答に間違いなくなるはずです。なぜなら、上下の叢生が著明で、上顎前突で重度な開咬です。
成人で、重度の開咬の治療は、最も難症例と言えます。このようなケースの場合、非抜歯での治療は、矯正用インプラントを使用しないと、Orthodontic(歯の移動)では不可能です。

治療開始6ヶ月

石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
レベリングが終了したところです。上下の歯牙は、大臼歯でのみしか咬合していません。
初診時より、開咬量は増加、つまり悪化しています。
この後、矯正用インプラントにより大臼歯の圧下を行いました。

治療開始9ヶ月

石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
第一、第二大臼歯の圧下のみを行っています。かなり開咬が改善されました。
前歯部分は、Ⅱ級ゴムで、主に水平的な是正を行っています。

治療開始11ヶ月

石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
開咬が少しずつ是正され、Ⅱ級(上顎前突)関係もⅠ級(正常)になりつつあります。
繰り返しになりますが、
この一連の大臼歯の圧下による歯牙移動は、口腔内の装置としては、矯正用インプラントでしか成しえません。
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
今回は、上顎大臼歯の頬側、口蓋側(裏側)に各2本ずつ埋入しました。
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
石井歯科 矯正歯科ケース3治療中
大臼歯を圧下することにより、奥歯の咬み合わせの高さが低くなり、結果として前歯の咬み合わせも低くすることが可能となります。