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鼻の周りには、鼻腔と連絡しているたくさんの空洞があります。これを、副鼻腔と呼び、上顎洞(鼻の両脇)・前頭洞(おでこの中)・篩骨洞・蝶形骨洞に分けられます。

副鼻腔図

洞の奥の方は脳や眼に隣接していて、洞内は小さな毛(綿毛)の生えた粘膜で被われ、この線毛の運動により分泌物や異物が鼻腔へ排泄されます。

これらの副鼻腔に慢性的に炎症があるもの、慢性副鼻腔炎と言い、聞きなれた名前では蓄膿症(ちくのう症)と言うとイメージが湧くと思います。
細菌やインフルエンザウイルスの繰り返した感染・アレルギー性鼻炎などが原因でなります。また体質・生活環境も大きく影響します。蓄膿症は、炎症が慢性化すると粘膜が厚くなって、鼻腔への連絡通路が塞がってしまい、洞内の分泌物や膿が副鼻腔の中で溜まってしまいます。

副鼻腔炎の症状・・・臭いがしない・鼻がつまる・鼻水が咽喉(のど)の方に流れる、黄色い粘り気のある鼻水がでるなどで、眼や頭や頬が重いとか痛い、歯が痛いなどの症状を訴える場合もあります。
上顎洞炎レントゲン

鼻の奥の空洞(副鼻腔内)をレントゲン で見ると白い 影があり、膿が溜まっています。

正常時レントゲン
正常な状態

このうち、上顎洞に炎症のあるものを、上顎洞炎と呼び、歯が原因となったものを歯性上顎洞炎と言います。

上顎第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の歯根と上顎洞が近接しているため、虫歯や歯周病が進んで、歯根の先の骨が溶けると、すぐに菌が上顎洞にまで達してしまい、上顎洞炎になるのです。その場合、耳鼻科での治療と歯科での治療を並行して行う必要があります!

鼻性の上顎洞炎は、両側の上顎洞が炎症を起こしていますが、歯性の場合は、原因歯のある側(片側)だけが炎症を起こしているのが特徴です。 ※稀に両方同時に痛みが出ることもあります。

 

次回歯性上顎洞炎の症状や診断についてお伝えします!