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第564回 歯茎の中の歯石

皆さんは定期的に歯石取りをしていますか?
日ごろ丁寧に磨いていても、少量の磨き残しがあり時間が経ってしまうと歯石になります。
歯石とは・・・
お口の中で歯の周りにつく石のようなものです。プラーク(細菌の塊)が唾液の中のカルシウムやリンなどのミネラル成分と結びついて石のように固くなったものを歯石と言います。
歯石は軽石のように小さな穴が空いていて、そこをすみかに細菌が繁殖し毒素を出します。その毒素が原因で歯茎から出血したり、歯茎が腫れたりします。
歯石は歯茎の中にも付着します。
歯石が付いたままにしておくと、歯の周りの骨を溶かし歯周病が進行してしまいます。
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レントゲンにも大きな歯石はうつります。
歯に付いている突起のようなものが歯石です。
歯の周りの白く網目状のものが歯を支えている骨です。


歯石が原因で歯を支えている骨が溶けています。
このような場合、歯周ポケット(歯と歯茎の境目の溝)は6mmほどあります。
健康な歯茎の場合、歯周ポケットは2mm~3mmといわれています。
健康な歯茎の2倍~3倍ある歯周ポケットだと歯ブラシで汚れを全て取り除くことが難しくなります。
歯茎の中に歯石が付いていても痛みなどがないことがほとんどで、日常のブラッシング中に出血がある方は要注意です!!
出血は歯茎に炎症がある証拠です。早めに歯科医院での歯石除去をお勧めします。
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これが歯茎の中についていた歯
石です。

歯茎の上に付いた歯石は白っぽ   い物が多いですが、歯茎の中に付着していた歯石は時間がかなり経った物が多く黒っぽい色をしています。


歯周病は糖尿病、心臓病、脳卒中、慢性腎疾患、肺炎、骨粗しょう症、癌及び早産などの合併症を伴うことがあります。
また口臭などの原因にもなります。
日ごろのブラッシングを丁寧に行い、定期的な検診をうけ付着した歯石を取ることで歯周病を予防していきましょう。