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第557回 「ドライソケット」って何だろう?

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ドライソケットとは、抜歯後に傷が塞がらず骨がむき出しになり、激しい痛みが生じることです。
主に舌の歯の親知らずを抜歯したときに起こり、発生率は2~4%くらいです。
抜歯後の傷は通常、血餅(血の固まり)で塞がられ、それがかさぶたになり傷が治癒していきます。
ドライソケットの場合、抜歯後何らかの原因で骨の上で血液が固まらず、骨の表面が出たままとなり、食事の際に物が入り直接骨に触れる為強い痛みが生じるのです。
ドライソケットを招く原因
・歯を抜いた後のうがいが最も大きな原因です。うがいは固まり始めた血液を洗い流してしまいます。せっかくできたかさぶたを剥がしてしまい、骨が出てドライソケットになります。
・「何かを吸うこと」は血餅を吸い出して抜歯後のドライソケットのリスクを高めます。
 喫煙、ストローで飲み物を飲みこと、唾を吐く、鼻をすすることなどは出来るだけ避けて下さい。
・喫煙は酸素供給を阻害して傷の治りを悪くしますし、タバコを吸うことによって傷をカバーする血餅が取れやすくなります。
・長時間の入浴や飲酒、過激な運動は、血液の循環がよくなるので血が止まりにくくなり、血餅ができにくくなります。
抜歯当日はこれらの動作を控えてください。
・舌で傷口を触ってしまうと、血餅が取れてしまったり、舌で傷口を開いてしまい細菌感染でドライソケットを引き起こすこともあります。

ドライソケットを放置すると?
ドライソケットは非常に強い痛みがあるため放置する人は比較的少ないと考えられますが、
放置しても通常は自然治癒します。
でも稀に放置したために悪化するケースもあるようです。悪化すると骨の中に炎症が広が
り、場合によってはさらに炎症の範囲が拡大していきます。こうなると大きな病院で入院
や手術などの処置が必要になることがあります。



☆抜歯をした後にお伝えしている、抜歯後の注意事項をきちんと守り、抗生物質のお薬も
飲み忘れないようにしてください。
ドライソケットの痛みは長く続いてとてもつらいものです。
術後痛みが強く出てしまった場合は我慢せずにすぐに相談してください。
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