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第527回 テトラサイクリンについて

歯は人によって様々な色をしていますが単純に白色だけで構成されているわけではありません。
黄色がかった色や茶色、グレーなどといった色で構成されています。
その色は生まれた時からの資質ですが、まれに薬の影響を受けることがあります。それがテトラサイクリンです。

テトラサイクリンとは抗生物質の一種です。
テトラサイクリン系抗生物質は、肺炎などの呼吸器の病気やひどいニキビなどといった皮膚疾患に使用されています。
このテトラサイクリン系の抗生物質は歯の形成期(0~12歳)頃に服用すると歯の内部に色素が沈着するといったことや、
エナメル質形成不全を伴うことがあります。
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萌出してくる歯の色は暗褐色です。程度は個人差がありますがひどい方になると黒色に近い色になります。
テトラサイクリン歯は、歯の内側の組織に色素が沈着し全体の色だけでなく縞模様や極端な濃淡が見られます。

治療方法としてはホワイトニング、補綴治療といった方法があります。

①ホワイトニング
軽度であれば何回かホワイトニングを繰り返せば白くなっていきます。ですが歯の内面の色なので
年数がたてばまた元に戻ってくる可能性もあります。そして色が濃い方は濃い部分が白くなりにくいので白くなった部分と合わせてまだらになった状態になることもあります。

②補綴治療
ホワイトニングでキレイにならない場合は歯を削りかぶせたり、貼り付ける方法になります。
人工のもので覆ってしまえば色の濃さもムラもキレイ修正することができます。


健康な歯をなるべく削りたくない時にはラミネートべニアという方法をすることもできます。
歯の表面を薄く削りセラミックなどでできたシェルを貼り付ける方法です。
この方法だと削る量を減らせるので歯への負担を減らすことができます。
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前歯の歯の色などは一番見えるので気になってしまうと笑顔で笑うことも難しくなりかねません。
気になるようでしたらお気軽にご相談下さい。