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第519回 MIペースト

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最近では虫歯予防のために様々な歯磨き剤や洗口剤が使われています。
それらの多くがフッ素を含んでいる事が多いです。
フッ素入りの歯磨き剤と併用して使用するとより効果的なのがMIペーストです。
MIペーストは私たちの歯の構成成分であるカルシウムとリンのミネラルを豊富に含む薬用ペーストで、これにより歯の再石灰化を促進させ歯を強化する働きがあります。

私たちの口腔内は日々の生活の中で歯の表面のエナメル質が溶け出す「脱灰」と唾液により歯のミネラルを補給する「再石灰化」という働きが繰り返されています。
ところがだらだら食べなどの常に口腔内が酸性に傾いた状態になると、唾液での再石灰化が追いつかず虫歯になります。
MIペーストに含まれるCPP-ACP(リカルデント)と呼ばれる成分は酸性になった口腔内を中性に戻す中和作用と酸性になりにくい状態に維持する緩衝作用があります。

CPP-ACP(リカルデント)とは
牛乳由来タンパク質のカゼインホスペプチド(CPP)と非結晶性リン酸カルシウム(ACP)の複合体です。
なので乳製品のアレルギーのある方は使用ができません

MIペーストは虫歯予防の他に様々な症状にも対応できます。
知覚過敏
カルシウムとリンのミネラルによって歯質を強化し、知覚過敏の症状を緩和します。

ドライマウス(口腔乾燥症)
MIペーストには唾液の分泌を助ける効果があるため、ドライマウスを緩和する効果が期待できます。

ホワイトニング中の方
ホワイトニングをすると口腔内が酸性に傾きます。
なので虫歯のリスクが上がりますが、ホワイトニング後に30分間MIペーストを使用すると口腔内を中性に戻し整えてくれます。

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MIペーストの効果的な使用方法
*歯磨き後に直接塗布する方法*
1.通常のブラッシング後に歯ブラシや指、綿棒につけ直接歯面に塗布する。
2.3分間そのままにして軽く吐き出す。(3分間待っている間に唾液はあまり
  吐き出さない方が効果的です。)
3.吐き出した後、30分はうがいや飲食をしないようにする。

*マウスピースを使用する方法*                  
1.歯科医院で型どりをし、マウスピースを作成する。
2.通常のブラッシング後、マウスピースにMIペーストを入れる。
3.歯の方にそってはめる。
4.3分間そのままにして、マウスピースを外し、唾液を吐きだす。
5.吐き出した後、30分はうがいや飲食をしないようにする。

どちらの方法でも、1日2~3回以上行うとより効果的です。