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第506回 妊婦さんは虫歯になりやすい

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妊娠中は虫歯だけではなく、歯周病など口腔内のトラブルを起こしやすい時期です。
ではなぜ妊婦さんは虫歯になりやすいのでしょうか?

原因
1 つわりで歯磨きがしっかりできない
つわりで気持ち悪いとどうしても歯磨きが不十分になり、磨き残しが多くなります。
虫歯菌が増えやすい状態になり、虫歯の発症や進行のリスクが高くなります。

2 ホルモンバランスによる唾液の変化
ホルモンバランスにより唾液の性質が変化して粘り気が出るため、細菌が活動しやすくなります。
妊娠すると唾液の量が減り、アルカリ性から酸性になりやすく、酸性の口内は歯の再石灰化の働きが弱くなり、虫歯になりやすい状態になります。

3 口の中が酸性状態になる
子宮が大きくなり胃が圧迫されると少量ずつ何度も食事をするようになる為、口の中で酸性の状態が長く続き、虫歯になりやすくなります。

妊娠中に効果的な虫歯予防を!
● 毎日の歯磨き
● 飴をなめることや、糖分の多い飲み物をダラダラと飲むことは控える
● 健康な体作り
● フッ素配合の歯磨きやマウスウォッシュを使う
● デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使う
● 食後にキシリトールを噛む
● 妊婦歯科検診を活用する
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つわりがひどいよきは、つわりの軽い時間帯に歯磨きをする、ヘッドの小さい歯ブラシを使う、歯磨き粉は無臭タイプ、もしくは香りの強くないものを使う、歯磨き粉は使用せずブラッシングだけする、歯磨きできない時はマウスウォッシュやお茶でうがいをする、など最低限のケアをしていくようにしましょう。

虫歯や歯周病の胎児への影響は?
歯周病になった妊婦さんは、そうでない一般の妊婦さんに比べて、早産のリスクが7倍、低体重児を出産するリスクが5倍になると言われています。また、母子感染によって乳幼児へ虫歯菌が移ってしまうこともあり、虫歯の多いお母さんの子供は、早くから虫歯になる可能性が高いといわれています。妊娠期間中からお母さんの虫歯菌を減らすことで赤ちゃんも虫歯になりにくい体質になります。

妊娠中はコツコツと虫歯予防を
妊娠中は普段よりも虫歯になりやすい時期だと認識して出来るだけ予防をしましょう。
お口の中を清潔で健康にしておくことが赤ちゃんの歯と健康を守ることでもあります。産まれてくる赤ちゃんの為にも、自分の為にも、しっかりとデンタルケアをしていきましょう。