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上顎の奥歯の上にある骨の空洞を上顎洞といいます。
目や鼻、口で囲まれた場所に存在しています。上顎洞は粘膜で覆われていて、左右対称な形をしていますが、人によってその形や大きさが異なります。なんらかの原因で上顎洞粘膜に細菌が入り込み炎症が起きた状態を、上顎洞炎といいます。
一般的には「畜膿」「畜膿症」といわれています。

一見歯とは何も関係ない病気と思いがちですが歯から引き起こされる場合もあります。
上顎洞は鼻の穴と繋がっているので、風邪などで鼻の粘膜に炎症が起きると、それが上顎洞まで波及して上顎洞炎になってしまいます。それが全体の8割~9割です。
残りの1割~2割が虫歯などが原因の「歯性上顎洞炎」になります。

主な原因としては…
①虫歯や歯周病の治療を放置して、炎症が上顎洞粘膜まで普及した。
②抜歯をした時に上顎洞粘膜とつながり、感染した。
③根管治療の器具や材料が上顎洞粘膜を突き抜け細菌が入り込み感染した。
④インプラント治療中に上顎洞粘膜が傷つき、細菌が入り込み感染した
といったようなことが考えられます。


特に奥歯の根は上顎洞に非常に近いので奥歯の根に感染している細菌が上顎洞内にまで侵入してしまい、上顎洞炎にになってしまうことが多々あります。
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上顎洞炎の症状としては
歯の痛み、歯肉の痛み、鼻のつまり、頭痛、発熱などがあります。

治療方法は
抗生物質や消炎剤を服用して感染を抑える
外科処置をし、原因となっている歯の歯肉を切って上顎洞内の膿を出す
原因となっている歯の抜歯
といった方法があります。
これらの処置をしても改善しない場合は口腔外科や耳鼻咽喉科で診断、処置をしてもらう場合もあります。

風邪の症状とにているので気づいていない方も多い病気です。
気になる症状があれば歯科で相談してみてください。