ページトップへ戻る

第441回 FGG(遊離歯肉移植)

歯を支える周りの歯茎には、動く部分と動かない部分があります。
動く粘膜を可動粘膜といい、動かない粘膜を角化粘膜(角化歯肉)といいます。この角化粘膜が歯を維持するのに非常に大切なのです。
角化粘膜は、コラーゲン繊維に富んでいて硬く丈夫で、幅が十分にあれば歯ブラシや食べ物が歯の周囲に当たってもそれほど痛みを感じることがありません。
インプラントの場合でも、周囲に角化した歯肉がなく可動粘膜というやわらかい歯肉が周りを囲んでいると、歯磨きがしにくかったり、頬を動かすたびに歯の周りの歯肉も動き、歯周ポケットに汚れが入りやすくなったりします。

実際にはインプラントを埋入する部分の周囲には角化粘膜が足りないことが多く、同じインプラントでも角化粘膜がないと、汚れが残りやすく感染しやすく
早い時期に悪くなる可能性が高くなります。
そのため、別の場所から硬い歯茎(角化した歯肉)を移植して角化粘膜を作る手術をします。
20140606100739-1
健康な歯の周囲には十分な幅の角化粘膜がある場合が多いですが、歯槽膿漏
(歯周炎)の進行した場合や、歯を抜いてインプラントを埋入する部分の角化粘膜は大きく減少していることが多いのです。

健康に歯やインプラントを維持させるには、この角化粘膜の幅が5mm以上は必要です。元々少なかったり、減ってしまった粘膜を増やす手術をFGGといいます。
歯茎が弱かったり、強い歯磨きですぐに傷ができたり、痛みを生じることがある方は、一度ご相談下さい。