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第410回 若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)

一般的な歯周炎は30代半ばから発症することが多いと言われていましたが、
近年、小学生や10代の子供の歯周病が増えており、30歳以下の若年層で発症した場合を
若年性歯周炎(正式名:侵襲性歯周炎)と呼ぶようになりました。

中高年で発症する通常の歯周炎とは異なり、特定の永久歯の歯周組織が急速に破壊されるのが大きな特徴です!!
1本あるいは数本に限って病変が出ることや、周囲の歯肉も健康だったり、歯肉円程度から始まることから
発見が遅れることも少なくありません。

若年性歯周炎の原因には、免疫抵抗力の低さがあるという説があり、通常の人では何でもない程度の汚れに対しても
敏感に反応して、炎症を起こすといった事が起こるのです。症状については、通常の歯周炎と変わりません。

まず歯茎が腫れて歯茎から出血しますが、この段階で適切な治療をすれば完治できます。
これを放置しておくと歯を支えている骨へと影響が出始め、歯槽骨や歯根膜が破壊されて
歯がグラグラしたり痛みを伴うようになり、最終的には抜け落ちてしまいます。歯周炎独特の口臭も目安のひとつで、
症状が進行するとともに口臭はきつくなってきます。

若年性歯周病の場合、こうした症状が非常に急激に進行していきますので、早期に発見し、
治療を開始しなければ、30代で歯がボロボロ・・・といった事も起こる場合があります!
早い子は15歳くらいから発症し、女性に多く、ほとんど症状なく急速に骨を破壊していきます。
感染している歯周病菌の種類が違い、慢性の歯周炎にくらべ毒性の強い菌が感染しているためです。

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進行すればするほどどんどん治療が難しくなっていきますので、食事のとり方や生活習慣、
歯磨きの回数を見直しながら定期的なメンテナンスを行う他、歯科医院で正しい歯の磨き方を
一度しっかりと指導してもらうなどして、若年性歯周炎の予防とケアに努めましょう!