ページトップへ戻る

第316回 宇宙飛行士と虫歯の話

皆さんは、虫歯があると宇宙飛行士になれないという話を聞いたことがありますか?


いえいえ!虫歯があってもきちんと治療していれば問題ないです。
歯に詰め物をしていても大丈夫!

飛行士たちは宇宙へ行く前に、悪くなりそうな歯がないか、
外れそうな詰め物がないか、検診を受けます。

宇宙には歯医者さんがいませんし、悪い歯があると気圧の変化によって痛みが出やすいからです。
短期間に、たくさんの重要な任務を果たさなければならない時に、歯が痛くては集中できませんよね。

では、気圧の変化でなぜ虫歯がいたくなるのでしょう??

スペースシャトルの外で活動する時、
宇宙服の中が約0.3気圧に減圧されていて、飛行士たちはその中で作業します。

過去の治療で、その後虫歯が進行して歯に空洞ができていると、
まわりの減圧に伴って空洞の中の空気が膨らみ、内側から歯を圧迫するため、痛みがでることがあります。

また、飛行士がスペースシャトル内(1気圧)に戻ると、
虫歯の空洞の中は0.3気圧に減圧されているため、虫歯が押し込められるような痛みを生じる場合があります。

いづれの場合も、詰め物の隙間からの空気の出入りで、やがては空洞の中の気圧は周囲と同じになりますが、
気圧が異なる環境で作業する場合に、生体の密閉空間は思わぬ症状を引き起こすことがあります!

宇宙飛行士の他に、戦闘機のパイロットや、スキューバダイビングをする人も圧力差の大きい環境を
短時間で行き来するので、同じ事が言えます!!


みなさん、しっかり歯磨きをして、虫歯予防しましょうね!!
20100621145107-1