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第141回 ODCセミナー開催&歓迎会

10月18日(日)は、私が所属するODC(Okayama dentists club)が主催で、全国的にも著名な臨床家であるS先生をお招きして、「一から学ぶ歯周治療」という題目の学術講演会を行いました。ODCとは、岡山県在住の歯科医が中心の学術に重きを置いたスタディグループです。毎月の例会で、日々の臨床に役立つ学び・研鑽を行うとともに、会員同士の情報交換を行っています。

定員を上回る百数十人を超える参加者(ドクター、コデンタルスタッフ)にお越し頂きました。参加者の方々、本当に一日お疲れ様でした。また、このような機会を設けたいと思いますので、是非、参加頂ければと思います。

演内容は、歯周治療についての基本的な概念に始まり、歯周形成外科の手技、そしてインプラントと天然歯とでは歯周環境が違うことを、論文、エビデンスに立脚してロジックに話して頂けました。

本来なら一日では話しきれない内容を、若い先生にもわかりやすく、念頭に置いて治療介入すべき落とし所について強調していたのが印象的でした。

S先生の考え方は、ある意味とてもシンプルで、トレンドの材料や手技を追いかける、といった発想ではありません。

”考え方が古い”と思われた方もおられるかもしれませんが、最新・最先端と言われる手法には、データや長期経過には乏しく、良否の結果が出るのには5年、10年先になります。

私たち歯科医は、限りなく100%に近い成功率を目指した治療法を第一選択肢にしなければ、患者さんに迷惑をかけてしまいます。そして結局、自身でリカバリーしなければならない直面に出くわします。

新しい情報の収集、大きな波は感じつつ、臨床応用へは慎重かつ冷静に取り入れる必要があります。

ハイジニストとドクターの双方が聴衆という難しい状況の中、バランスのとれた講演内容で、S先生には感謝の気持ちでいっぱいです。また、副院長のK先生の話は、具体的なメインテナンスの手法についてでした。明日からの臨床にシステムとして利用できるすばらしい内容でした。

寡頭競争で混沌とした歯科界の中、”わくわく楽しい系”、つまり言葉は適切でないかもしれませんが、”楽しくてお金もうけできる経営セミナー”には人が集まるという悲しい現実があります。岡山で学術講演を行っても、なかなか人が集まらない風土があります。

今回、学術講演にも拘わらず、比較的多くの方に参加してもらえたのは、S先生のネームバリューが一番の要因だとは思いますが、岡山県の歯科関係者の意識が良い意味で少しずつ変化してきているのかな?という、うれしい気持ちになりました。

コツコツ勉強して、しっかりとした医療技術を習得し、それを患者さんに還元することが私たちが本来最も時間と労力を費やすことです。

結果が出るのにはタイムラグが生じる場合も多々ありますし、患者さんに理解して頂くには、さらに時間を要する場面が多いです。険しい道のりであることは事実です。

ただ、患者さんに集客や抱え込みのために媚を売るとか、自身が本来行うべき臨床を捻じ曲げてごまかしながらの日々の診療は、医療従事者として恥ずべきことと認識すべきでしょう。

参加者にお願いしたアンケート結果からは、大きな不満点はなかったことにホッとしています。但し、意見を頂いた点はもちろんありましたので、次回の対外向けセミナーに向けて改善したいと思います。

そんなこんなで、何とか大きなトラブルはなく講演を終えることができました。世話役のODC会員の皆様御苦労様でした。そして、何よりS先生、K先生一日パワフルな講演をして頂き、ありがとうございました。
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話変わって、昨々日の夜は、新人ドクター・スタッフの歓迎会を行いました。酔い潰れたスタッフあり、やたらハイテンションなスタッフありの楽しいひと時で、11時過ぎまで大いに盛り上がりました。

診療以外でのスタッフとの交流は、医院全体がチームとして一致団結していることの確認の場であり、スタッフの本音が聞ける有意義な時間でもあります。

所詮は他人同志です。一緒に仕事を行っているといっても、同じ方向を向いているとは限りません。モチベーションの高さも人それぞれです。お酒の力をかりてお互い言いたいことを言い合い、発散して、そこから団結力が高まれば、それはそれで良しとしていいのではないでしょうか?

久々の息抜きのひと時でした。
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さて、今日から3日間東京です。日本の臨床家を代表するいつもの濃い面々からさまざまな分野の知識・手技を習得できるセミナーです。
インプラント治療を含む補綴関連の研修三昧です。基本的事項の確認・反復とともにトレンド的情報の両方をバランスよく習得できるはずです。

純粋に臨床のレベルアップを追及している高名な歯科医との交流は、自身がスキルアップしようと思う原動力になっています。

今から楽しみな3日間です。