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第128回 ODC例会・・・入れ歯のセッション

先週土曜日(5/16)は、2009年度第4回ODC(Okayama dentists club)例会を行った。特例として、技工士さんの参加も認めたため、約40名の参加者で、とても有意義な時間を過ごすことができました。

ODCとは、岡山県の歯科医師を中心に運営されている学術に重きを置いたスタディグループである。
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今回は、私が所属していた医局である「岡山大学歯学部補綴科のM教授」をお招きして、”総義歯作製の勘どころ”というタイトルで、約2.5時間の講演をして頂きました。

講演後の質疑応答では、当たり前ですが、さすがに補綴科の教授の引出しの多さには驚きました。時間の関係上、講演では”咬合”の話はなかったのですが、Q&Aで、論理的かつ説得力ある持論をお持ちということがよく理解できました。
私たち歯科医は、毎日”入れ歯の作成、調整”を繰り返し行っています。今後、高齢化社会が一層進む中、入れ歯需要は益々高まることは必至です。在宅で摂食・嚥下に代表される口腔機能不全に陥った方への歯科医師の関わり方は、真剣に考えなければいけません。

学生時代教わった、教科書的に作製した”良い義歯”は、実際には使えない場合がほとんどだ!という話がありました。使ってもらえる義歯を作製するためのポイントを分かりやすく提示して頂きました。100点を目指すのではなく、80点を目指すことによって、60点以上の義歯をコンスタントに作製できることを、多くの臨床例、VTの動画なども交えて義歯床縁の設定位置の話を中心の講演でした。

義歯は、作製した直後に患者さん自身が優劣を評価できます。ある意味、”歯医者の腕”が判断されるわけです。
いくつものヒントを頂きました。

今日からの診療へフィードバックして、患者さんに”使って頂ける入れ歯”を目指して工夫したい、と思った例会でした。