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私が所属している学術に重きを置いた歯科医のスタディーグループであるODC(Okayama Dentists Club)主催で高名なM先生を招待し、9月10日は当クリニックでライブオペを、そして翌日は岡山市内で一日講演をして頂いた。

昨今、歯科界の閉塞感は業界内だけでなく一般の方にも浸透してきている中、歯科臨床を真摯に誠実に突き詰めている日本を代表する歯科医の1人であるM先生が、2日間に渡って岡山でメッセージ性のあるレクチャーとアドバンスなオペをしてくれたことは、参加された歯科医・コデンタルスタッフにとって大いなる刺激・収穫になったのではないだろうか。

優れたテクニックを持った歯科医のライブサージェリーに立ち会うことは、私自身にとっても多くの気づきがある。

そういったドクターのほとんどが既製品ではない自身が考案したインストゥルメントを使用する。切開・剥離・縫合といった外科の基本手技が非常に丁寧かつ繊細で出血量が少ないのも特徴である。

M先生は医科の形成外科でのトレーニングをされていて、とても努力してきたと言われていた。広範囲に渡る頬側は口腔前庭拡張を行ってのFGG(遊離歯肉移植)、舌側は切除療法と併用のGBR、そしてさらに頬側は一部を全層にして頬舌的な歯槽堤増大を行う、という少し複雑な術式でしたが、参加者に丁寧に説明しながら進められました。

随所にこだわりの一端を垣間見ることができ、参加者にとって学ぶべき点の多い有意義なオペでした。

そして、静脈内鎮静でいつもお世話になっている岡大歯科麻酔科のM先生、何よりオペ見にご協力いた抱いた患者さんには心より感謝いたします。

翌日の講演は、関西人ならではの軽妙なジョークを織り交ぜながらのあっという間の一日でした。

生物学・科学に立脚した生体の治癒能力を最大限引き出す治療の重要性や診査・診断の後データを客観的に考察して治療計画に反映させることを習慣化してほしいと何度も言われていました。歯周病学とインプラント学が共存していくための指針についても触れられました。

とてもエネルギッシュかつ良い意味でアグレッシブな生き方をされている魅力的な方という印象です。

今後も多方面でのご活躍を期待するとともに、歯科界へも一石を投じていってほしいと思います。また、近いうちにご指導・ご教示頂く機会があると思いますが、その切は宜しくお願いします。
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ODCが発足して、この10月で5年目に突入します。後進国と言われている岡山の歯科医療の底上げが主目的で発足しました。最近感じることは、地鳴りのように少しずつ変化の兆しが見えること、歯科医の本道である臨床力を上げることに精魂費やすことを惜しまない若いドクターが私の周辺には増えている気がします。とても頼もしく感じています。

若いドクターの見本とまでは言わなくても、少しでも日々経験値を上げて1歩でも前を進んでいく努力をし、後進が気になる存在になれたらな、という想いです。