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第121回 怒涛の土曜日、スライド作成、執筆依頼・・・

週土曜日は、とてもハードな一日となる。県外から多くの患者さんが来院される。そして時間のかかるオペを行うことも多い。

先週の土曜日は、午前中難易度の高い複雑な治療を要する方が何人か来られた。最近、他医院からの紹介が非常に増えた。「インプラントや矯正のリカバリーケース」、そして「歯科心身症様症状」で病んでいる方も多い。何度もコンサルテーションが必要で、根気のいる時間のかかる工程だが、十分にラポールがとれていることが治療介入の大前提となる。スタッフの協力の下、午前中は何とか無難に終了した。

午後一からは、3時間を超える浸襲の比較的大きなオペを行った。2時間をかけての当医院への来院の患者さんであった。両側のサイナスリフト、上下左右の臼歯部4ブロック、抜歯即時、垂直的GBR(骨造成)を含み、合計10本のインプラント埋入の術式であった。CT画像でシュミレーションした通りの骨形態であったため、ポイントごとにサージガイドを使用しながら、イメージ通り埋入できた。インプラントの初期固定も全て十分得られたため、経過は問題ないと思われる。

麻酔医による静脈内鎮静の管理下のため術者が術野に集中できることは、本当に心強いパートナーで、感謝・感謝である。チーム医療の恩恵は、患者さんにとっても、安心・安全を呼ぶ優しい治療であることは間違いありません。

4時過ぎにオペは終了した。その後、そそくさと私だけ診療室を後にして、名古屋へ出かけた。7時からのスタディグループのセミナーに参加するためである。高名なインプラント医の講演が、10人前後という少人数を対象に行われた。少人数ならではの雰囲気のため、Q&Aも活発に行われ、懇親会でも裏話をいろいろ聞かせて頂いた。近日中に当スタディグループへの講演依頼もお願いしました。今後ともお世話になりますが、宜しくお願い致します。

今週は、県北のスタディグループでの依頼講演、ODC例会、そして第1回ODCスタッフミーティングと対外的な取り組みが目白押しです。しっかり準備して臨みたいと思います。
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ところで、最近、PCのキーボードを叩いている時間が異様に長い気がする。診療後、毎日5時間以上は確実にデスクワークをしている。

講演で使用する1000枚単位のスライド作成、そして学術誌からの依頼原稿の執筆も同時進行で行っている。特に、活字に残る仕事は、非常にデリケートな側面を持っている。関連論文の検索、読破に始まり、大枠の構成を決定した後に、各論のテキスト作成に入るのだが、グローバル・スタンダードなテクニカルワードを使用しなければ汚点を残すことになる。

普段の臨床で何気なく使用しているワードが正しいとは限らない。論点を絞って、慎重に作業を進めるのだが、納得いく論文に仕上がるはいつになるのだろうか?元来理系の性分なので、文才は全くないと思っている。読者に筆者の意図がしっかり伝わる論文にしたい!

また、昨年来、歯科の総合学術誌「Q誌」との密なお付き合いが続いています。昨年秋、わざわざ東京から編集長がお越しになり、私の日々の臨床への取り組み、考え方について聞いて頂きました。昨今の歯科界の閉塞感や打開法について、今後向くべき歯科医像について自論を展開したところ、共感して頂いたところが多かったと感じています。Q誌からのODCの紹介や依頼原稿(論文)の執筆も少しずつ行っています。今後とも、宜しくお願い致します。

多く方との関わり合い、交流によって自身が成長するきっかけををもらっていると思っています。さまざまな期待に答えれるよう、いや期待以上の結果・成果が残せるよう精進していきたいと思っています。

話変わって院内のことを少しお話します。スタッフ全員でのランチミーティングとは別に、DH(歯科衛生士)と常勤ドクターと私で、「ぺリオミーティング」なるものを2週間に1回行っている。ペリオとは”歯周病”のことである。歯周病治療は、実はとても難しい分野である。なぜなら、患者さんとの二人三脚が必要で、根気強く、そして良い状況を継続すること(メインテナンス)が至難の業のケースが多いのである。DHの腕の見せ所の分野とも言える。毎回ドクターによる基礎講義と個別の症例を持ち寄ってのディスカッションをしている。先週も夜10時過ぎまで熱心に勉強する姿には、感心させられっぱなしである。昨日も、完全休養日のはずが、クリニックに立ち寄ると、1人のDHが講演用のスライド作りをしていた。成長していく姿を頼もしく感じた瞬間であった。

という感じで、目下のところ、「時間管理」が私の一番大きな課題となっている・・・。