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第63回 スタッフとセミナーに参加

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この間の日曜日は、スタッフ3人とともに、「口腔内写真の撮り方」というタイトルのセミナーに参加してきました。というか、正確には私はオブザーバーで、スタッフの実習風景を見学していた、というのが本当のところです。

スタッフとともに、実習付きのセミナーに参加するのは、1年ぶりくらいでしょうか?「規格写真」の撮り方には、大学在籍時代から苦労していたので、ツール類も含め、撮影上ヒントになる内容が幾つか盛り込まれていました。

「規格写真」というのは、実は良し悪しという側面を持っています。全ての症例、全ての方に使える撮影法ではありません。撮影する目的、分野によって、撮影法を変えなければいけない、というのが、参加したスタッフから出た意見ですし、私も同感でした。

虫歯や歯周病といった保存学の分野での術前、術中、術後、そしてメインテナンス中の比較写真を、患者さんと共有し、ケアーの重要性の啓蒙のためのツールとして利用することには適していますが、補綴、外科、矯正、審美といった、撮影目的がかなり狭い分野になると、「規格化」されているが故のデメリットが出てしまいます。

写真を撮るときに一番重要なのは、「目的意識」を正確に認識しているか!だと私は思っています。歯牙や歯茎だけ写れば良いのか?と言いたいです。咬合は?歯列の連続性は?解剖学的ランドマークは?など観察したい部位、見たい方向によって撮影法をかえなければいけません。

セミナーの講師の方が言ってました。”だれが撮っても、そこそこの写真が撮れるようにしておくことが重要です。規格写真の撮影法を習得すれば、撮影者の写真の知識や撮影テクニックに左右されずに、常に60点以上の写真が残せます”とのこと。

確かにその通りだと思いました。「規格写真」が取れない人が、応用編やアドバンスな写真は無理ということです。当医院の場合は、特殊なケースが多いため、症例によって、カメラの機種、撮影法の使い分けが必要である!ということで、スタッフと意見が一致しました。

それにしても、何がうれしかったといえば、常に意欲的に実習をこなしていたスタッフの姿です。ティータイムもそこそこに、講師の先生に日常撮影していて疑問に思っていることや、撮影に必要なツールの取り扱い法について質問している姿や、実習を率先して非常に前向きに行っている姿を端から見ていて、とても頼もしく感じました。

それから、セミナーは、実習中心の実践型に限る!と思いました。一日席に座って聞くレクチャーに比べると、何倍もの個々のレベルアップが図れます。予備知識やベースとなるスキルがあれば、なおさらです。当医院スタッフのレベルの高さを思い知らされました。