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第38回 ”再生医療”への取り組み

毎週木曜日は、表向きは休診日であるが、ここのところ毎週オペをしている。
昨日も、午前、午後ともにオペをしていた。昼休みには、6ヶ月前にサイナスリフトを行った方の今後の治療方針に関するカウンセリングもした。

お盆までは、ほぼ予約で一杯の状況である。休日出勤してくれるスタッフには、感謝、感謝である。

適応症さえ見誤らなければ、”抜歯即日埋入”は、理にかなった治療法だと思いますし、最近では、当医院でも症例の半数近くに迫る勢いです。

昨日午前の症例も、歯根破折と歯根のう胞が原因で保存不可能な歯牙を抜歯し、即日埋入しました。若干のリフティングを行い、14㎜のHAスレッドタイプを低位に埋入しました。イメージ通りにできました。
スタッフのアシストワークも、最近では、あんうんの呼吸になってきたので、本当に助かっています。

午後からは、非常に難易度の高いオペをしました。下歯槽管(下顎骨のほぼ中央を後方から前方部に走行している神経束)まで、全域に渡って3~4㎜しかない高度に骨が吸収した症例です。垂直的に骨を大量に造成(VRA)しなければインプラント体の埋入ができません。ゴアテックスの9W(一番大きい膜)を2枚使用しました。
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私見ですが、”大量のVRAを行った場合の成功か否かの判定は、実はロード(負荷)をいつどのようにかけていくか?”という点が一番重要だと思っています。
 テンポラリーで徐々にロードをかけていくのですが、強すぎても弱すぎてもだめなのです。適度な負荷によって、幼弱な新生骨が緻密化していきます。ロードをかける時期、補綴物の設計も重要です。ですからどうしても長期戦にならざるを得ません。

”歯を削って詰める、抜歯して入れ歯を入れる”といった従来型の歯科治療とは全く発想の異なる「再生医療」の分野は、今後益々必然性を帯びることは間違いないと思いますし、治療法の選択肢の一つとして、提示するべきだと考えます。

この土日は、福岡でのソフト・ティッシュ・マネジメント(軟組織の取り扱いテクニック)習得の講習に行きます。最新情報も入手できるはずです。楽しみにしています。
申し訳ありませんが土曜日は休診です。ご迷惑をおかけします。